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2015年度4月期 大感想戦!

[投稿日]2015年8月1日 17:18

2015年4月期大感想戦!
2015年も後半戦に突入、盛夏の猛暑同様、7月期作品も盛り上がっていますが、今回は2015年4月期期のランキングを振り返ります。

2015年4月期の総合順位
【アニ×me】では毎週、押された各話の[ミタ]を集計、そのランキングを発表していますが、今回は2015年4月期に放送が開始された作品を中心に、2015年4月から7月1週目までの[ミタ]の累計のランキングを見てみたいと思います。
2015年4月期のランキング第1位は『響け!ユーフォニアム』となりました。吹奏楽部を舞台にした学園青春モノでしたが、すべての面に置いて高いクオロティを見せつけた京都アニメーションの本領発揮というべき作品でした。【アニ×me】の週間ランキングではランクイン初週でいきなり2位に入って以降、上位をキープし続け、結局4位以下に落ちることはなく、4月期作品の中でも他作品とは一線を画しています。
第2位には『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』です。当初はキャラデザインの「紐」に注目が集まりましたが、王道的な展開が高評価に繋がっています。ただし、こちらは冒険モノという作風故か順位変動が激しく、そのアップダウンが総合順位の差にも出てしまいました。そして第3位には『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続』です。4月期作品の中でもややスロースタートだった『俺ガイル』、人気作品の続編ならではの安定感で順調に順位を上げ、最終回直後の6/29の週間ランキングでは1位を取っています。この3位の『俺ガイル』と2位の『ダンまち』との差は非常に僅差で集計期間の取り方でも、この2作品の順位が入れ替る程度の差しかありませんでしたが、スタートの遅さが明暗を分けました。
この3作品と4位以下とはやや開きがあり、4月期は上位3作品が抜きんでいる感があります。その4位の『プラスティック・メモリーズ』以下、5位に『アルスラーン戦記(2015年版)』、6位『Fate/stay night[Unlimited Blade Works](第2作2期)』、7位には『終わりのセラフ』と続きます。奇しくも近未来であり異世界といった“ここではない場所”が舞台だったり、そうした世界が題材にした作品が続きます。もともと異世界モノはアニメに多い定番ジャンルですが、2位の『ダンまち』も含め、安定して受け入れられることが伺えます。
一方、8位が『ハロー!!きんいろモザイク』、9位『俺物語!!』、10位『食戟のソーマ』と、これまた定番の学園モノが並びました。ここに1位の『響け!ユーフォニアム』、3位の『俺ガイル』も加わりますので、ランキング内で「異世界vs学園」という構図が浮かび上がりますた。こうなると偶然ではありますが、僅差で並んだ2位の『ダンまち』と3位の『俺ガイル』が僅差で並ぶ、ということにも意味深なものを感じます。ただし、ランキング内の作風は様々で、コミカルからシリアス、バトルにラブコメと幅広く、舞台の2極化も「定番ジャンルだから」故かもしれません。それでもこの二つの傾向がランク内で拮抗しているというのは興味深い状況です。
また1月期以前はシリーズ作が並ぶことも多かったのですが、4月期は『俺ガイル』『Fate/stay night[UBW]』『きんモザ』の3作品にとどまり比較的、新作が頑張っていたようです。さらに1月期には『夜ノヤッターマン』『ユリ熊嵐』など独特の“毒”がある作品もありましたが、4月期のランキングでは季節柄ゆえか比較的、まろやかで爽やかな作品が並んだように見えます。特に第1位の『響け!ユーフォニアム』などは(多少、“その気”を匂わせるシーンはありつつも)青春の爽やかさを打ち出しており、毒性はスパイスの一種、味付けの一つではあっても、絶対的な要素ではないことが改めて伺えます。
[ 2015/3/31〜2015/7/6の週間ランキングの変動:2015年4月期作品 ]
2013年4月期以降に放送が開始された作品全体で見ても、4月期のトップは『響け!ユーフォニアム』となりました。年度の切り替わりで多くの作品の放送が終了した影響から、以下の順位も4月期作品が占める結果となりました。そんな中でも4位に『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース エジプト編』、5位は『暗殺教室』と放送が継続していた作品がランクインしてきました。いずれも人気コミックの原作ですが、バトルアクションの爽快感だけでなく原作の雰囲気を活かした独特の演出が話題となった『ジョジョ』はラストバトルが繰り広げられた6月に特に[ミタ]を伸ばしてきました。一方、コミカルさを前面に出しつつシュールでシニカル、そして教師と生徒の熱い(?)教育物語となった『暗殺教室』も安定して[ミタ]をキープし続けました。
また、これまでの大感想戦で常にランクインしていた『進撃の巨人』も、ようやく圏外に落ちました。しかし、全国各地で放送されていることに加え、実写映画の公開などの影響で週間ランキングでも常に一定数の[ミタ]がチェックされており、その存在感は別格で、もしかしたら秋以降、復活してくるかもしれません……。
また、4月期作品のランキングとほぼ同様とはいえ、『ジョジョ』『暗殺教室』が加わったことで、改めて「人気コンテンツを原作に持つ作品の強さ」が浮かび上がります。オリジナル作品と言えるのは総合順位内では『プラスティック・メモリーズ』だけになり、これも近年のアニメの傾向とはいえ、アニメ以外のコンテンツとの関係性も重要であることが伺えます。

(C)2015 荒川弘・田中芳樹/「アルスラーン戦記」製作委員会
(C)アルコ・河原和音/集英社・「俺物語!!」製作委員会
(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊ARISE」製作委員会
(C)原悠衣・芳文社/ハロー!!きんいろモザイク製作委員会
(C)武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会
(C)MAGES./Project PM
(C)2015 Last Note.・株式会社KADOKAWA メディアファクトリー刊/ミカグラ学園組曲製作委員会
(C)吉河美希・講談社/2014「やまじょ」製作委員会

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